サバゲー始めました；Marsoc おじさん

こんにちはまーもんです。

今回は現行のレイダースで使用されているJuggernaut Case社（以下ジャガーノート）のケースについて考察していこうと思います。

わたくし無線系の知識には乏しいのでこういった内容の時は毎度ちょっぱーさんに色々教えていただいたり、意見を出し合って考察をしていたりします。めちゃくちゃ詳しいです、いつもありがとうございます。
https://cctinnagano.militaryblog.jp
CCTはいいぞ！

そもそもジャガーノートケースとは何か？


以前、同社のRadio holsterについて記事を書いています。


最近ですと米4軍のSOFでよく見かけるようになり、何となくは知っている方も多いとは思います。特にこのブログを読んでくださっている方は軍装をされている方も多いようなので。
「スマートフォン等の端末のケースとそれをMolleや腕、車等に取り付けるアクセサリーを提供しているメーカー」ぐらいのイメージをお持ちの方が多いと思います。


もちろんそれだけでは只のスマホケース会社以上のバリューは出せません、ジャガーノートケース社ではそれ以上の戦術的価値を提供しているのです。
まずこちらの資料をご覧ください。

ジャガーノートケースではケース以外に各種情報端末や無線機をスマートフォン端末に接続するアッセンブリを提供しています。
https://shop.juggernautcase.com/content/JuggCase-Connectivity_Diagram.pdf


これらの機器をアンドロイド端末につなぐことによって各種情報を手元のディスプレイで表示、またキルスイッチというアプリケーションを使用することにより無線機を手元から操作できるようになります。



キルスイッチのイメージとしてはharrisのKDUやthalesのRCUをイメージしていただけるといいと思います。



ここら辺の運用に関しては所属によってかなり変わってきますし、私自身あまり詳しくないので割愛させていただきます。海兵隊ではいち早く一般海兵にも支給されて運用が開始されましたよね。


ミリフォトで上がってくる写真では胸につけて、ケーブルをつけていないことの方が多いので、単純に情報端末を携行する用途で使われていることが多いようです。


現在では各兵士が自身の手元の情報端末を使用し作戦を行う時代な訳で、ジャガーノートケースではそれのハードウェアの一部分を担っているわけです。個人的にはすごいニッチな隙間産業だと思っていて、時代の流れをいち早く読んでここに参入したのは先見の明があると感じました。

ここまでがジャガーノートケースの概要についてです。
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レイダースにおいては一昨年くらいに有名なこの方がGalaxy note2用のケースを使用している写真が一番古いのではないでしょうか？



この方の別の写真で割と最近のものだとNote7らしきケースも使っています。この隊員は以前から無線デュアル運用している方なので、おそらくそう言った理由で使用しているのでしょう。



あとは昨年の訓練の有名な写真。この方はカメラの形状からGalaxy S7を使用しています。


しかし同訓練で別の方の使っているケースについて、メーカー公式からSleeveケースをGalaxy S8に使用しているとの発言があり困惑しています。同じ訓練で古い機種と新しい機種を一緒に使っているのか？という疑問が1点。それに加えて以前からジャガーノート公式はSNS等でS7用のケース使ってるぜ！！と投稿したものがS5だったり結構適当なのです。





ここでSLEEVE!? という反応をした方は鋭いです。そうです今まで米軍で使用されているのはJuggernaut Case のみとJapanese Airsofterの中では当然のように言われていました。
しかしGalaxy S8 S9になってからメーカーホームページからJuggernaut Caseが消えてしまったので、おかしいと感じていました。
そこでメーカーに問い合わせたところ、「その隊員のS8はSLEEVEだよ、あとS8以降はJuggernaut Case作ってないよ」との回答が！

詳しく聞いて見るとミリタリー関係者はかなりスリーブを使っているとのこと。
たしかに機能的に見るとJuggernaut CaseとSleeveの機能の差は
”that omits the glass screen protector and utilizes a foam gasket to seal to the touchscreen.”（ガラススクリーンプロテクターとタッチスクリーンと気密を保つためのガスケットをオミットした）
だけです。ほとんど機能変わらないのにJuggernaut Caseが275ドル、対してSleeveは150ドルと1.6倍も値段に差があります（小売価格）。


(見た目もシール以外ほとんど変わらない）

またメーカー担当者もケースの気密性や堅牢性はSLEEVEとImpactと変わらないと言っていました。
いくらアメリカ軍とはいえ無駄にコストをかけることはしないはずですから、今までのモデルでもJuggernaut Case ではなくSleeveを使用している可能性は12分にあるということです。

メールのやりとりです。

A:「Juggernaut.CaseはS8では作っていないよ、SLEEVEとIMPACTだけだよ」

Q:「じゃあS8のJuggernaut.Caseはミリタリーにしか納品してないの？今後一般向けに販売する予定はある？」

A：「ケースは誰にでも購入できるよ、＜一部省略＞S8に作ってるのはSLEEVEとIMPACTだけだよ、この二つでもデバイス自体は完全に保護されるし、完全密閉のJuggernaut.Caseは必要ないということなんだ
」
Q:「説明ありがとう、じゃあMarsocではS8にSLEEVEを使ってるんだよね？どれを買えばいいか分からなくて、、、」

A:「軍関係の顧客の結構な数がSLEEVEを買ってくよ、Glenair connectorを使用したQuick Disconnect cablesを使って無線やハブに接続できるのは変わらないからね。」


というような内容です。
簡単にまとめると、値段が高いJuggernaut Caseよりも安価でほぼ同程度のスペックがあるSLEEVEの方がよく売れるからGalaxy S8からはJuggernaut Caseは無くしたということです。

とはいえレイダースにおいてGalaxy S7以前のモデルではJuggernaut CaseとSleeveの両方がラインナップされているため、どちらを実際に使用しているかはわかりません。ただ見た目的にはほぼ全く一緒ということで、どちらを買うかは本人次第といった感じはあります。

今回Juggernaut Caseでの共同輸入は3回目ですが、また時期を見て次回も行う予定です。
ご興味がある方はツイッターでもこちらでもいいので、ご連絡をいただければと思います（購入者が多いほど送料が安くなるので）。あと一旦アメリカの住所に送っているので直接日本に送るよりは断然安いです。

また届いたらレビューをあげようと思います。

それでは